古文単語は「現代語とのズレ」から覚える
2026年10月23日
古文が読めない原因の一つは、知っている言葉だと思って現代語の意味で読んでしまうことです。入試の単語問題も、まさにこの「ズレ」を狙ってきます。
まずは「現代語と意味が違う語」から
古文単語は数百語ありますが、最初に覚えるべきなのは、現代語にもあって意味が違う語です。読み違えると文章全体の理解がずれてしまうからです。
| 古語 | 古文での意味 | 現代語の意味(ひっかけ) |
|---|---|---|
| ありがたし | めったにない | 感謝したい |
| やがて | そのまま・すぐに | そのうちに |
| おどろく | 目を覚ます・はっと気づく | びっくりする |
| うつくし | かわいらしい | きれいだ |
| ののしる | 大声で騒ぐ・評判になる | 悪口を言う |
| なかなか | かえって・なまじっか | かなり |
| すさまじ | 興ざめだ | ものすごい |
語源で覚える
古文単語は語源を知ると意味が自然に出てきます。
- ありがたし=「有り」+「難し」→ あることが難しい → めったにない
- ゆかし=「行かし」→ そこへ行きたい → 見たい・聞きたい・知りたい
- めでたし=「愛で」+「甚し」→ たいそうほめたい → すばらしい
「あはれ」と「をかし」はセットで
平安文学を代表する美意識の言葉です。あはれはしみじみとした深い感動、をかしは明るく知的な興味・趣。『源氏物語』は「もののあはれ」、『枕草子』は「をかし」の文学と言われます。
例文ごと覚える
単語だけを覚えるより、有名な古文の一節と一緒に覚えると忘れにくくなります。「つれづれなるままに」(徒然草)、「夏は夜。月のころはさらなり」(枕草子)、「いとやむごとなき際にはあらぬが」(源氏物語)など、冒頭文はそのまま単語の例文になります。
クイズで確認
古文単語クイズでは、選択肢に現代語の意味をあえて混ぜています。ひっかからずに選べるようになれば、読解でも誤読が減ります。
古文単語クイズで確かめよう(30問)
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