古文単語クイズ
古文単語でまず押さえたいのは、現代語にもあるのに意味が違う語です(ありがたし=めったにない、やがて=すぐに など)。選択肢には現代語の意味をあえて混ぜているので、ひっかからないように気をつけましょう。
関連する読み物:古文単語は「現代語とのズレ」から覚える
一問一答 全30問 タップで答えと解説
あはれなり
答:しみじみとした趣がある・しみじみと心を動かされる
「あはれ」は心の底からわき上がるしみじみとした感動。『源氏物語』に代表される「もののあはれ」。
をかし
答:趣がある・興味深い・かわいらしい
知的で明るい興趣を表す。『枕草子』の美意識を代表する語。現代語の「おかしい(滑稽)」とは違う。
いと
答:たいそう・非常に
程度がはなはだしいことを表す副詞。「いと〜ず」は「それほど〜ない」。
いみじ
答:(よくも悪くも)程度がはなはだしい
文脈により「すばらしい」「ひどい」のどちらにもなる。
うつくし
答:かわいらしい・いとしい
小さいものを愛する気持ち。『枕草子』「うつくしきもの」。
ありがたし
答:めったにない・珍しい
「有り難し(あることが難しい)」から。感謝の意味は後の時代に生じた。
めでたし
答:すばらしい・立派だ
「愛(め)で甚し」から、ほめたたえたいほどすばらしいこと。
ゆかし
答:見たい・聞きたい・知りたい(心がひかれる)
「行かし(行きたい)」から。好奇心をもって心がひかれる様子。
心もとなし
答:待ち遠しい・不安で落ち着かない
気持ちばかりがはやって落ち着かない様子。
つれづれなり
答:することがなく退屈だ・手持ちぶさただ
『徒然草』の冒頭「つれづれなるままに」。
あさまし
答:意外なことに驚きあきれる
良い意味にも悪い意味にも使う。現代語の「浅ましい(卑しい)」の意味はない場合が多い。
すさまじ
答:興ざめだ・殺風景だ
期待に反して、しらけた気持ち。『枕草子』「すさまじきもの、昼ほゆる犬」。
かなし(愛し)
答:いとしい・かわいい
「悲し」の意味もあるが、身近な人をいとしく思う「愛し」の意味が重要。
やがて
答:そのまま・すぐに
現代語の「そのうち」とは違い、時間をおかずに続くことを表す。
なかなか
答:かえって・なまじっか
中途半端だと、かえってよくない、という意味合い。
ののしる
答:大声で騒ぐ・評判になる
現代語の「罵る(悪口を言う)」の意味は中世以降。
おどろく
答:目を覚ます・はっと気づく
眠りから覚める、の意味が重要。
ながむ(眺む)
答:もの思いにふけりながら、ぼんやりと見る
和歌では「長雨(ながめ)」との掛詞になることが多い。
かしこし
答:恐れ多い・すぐれている
本来は神仏や貴人への畏れの気持ち。
わろし
答:よくない・感心しない
「わろし」は「よし」に対する「よくない」。「あし(悪し)」はもっと強く悪いこと。
年ごろ
答:長年・数年来
長い年月、の意味。「日ごろ」「月ごろ」も同様。
おぼゆ
答:(自然に)思われる・似る・思い出される
自然にそう感じられること。「〜に似る」の意味も入試頻出。
具す
答:連れて行く・伴う・備わる
「〜を具して」=〜を連れて。
うしろめたし
答:気がかりだ・不安だ
あとのことが心配な気持ち。現代語の「やましい」とは異なる。
やむごとなし
答:高貴だ・格別だ・捨てておけない
『源氏物語』冒頭「いとやむごとなき際にはあらぬが」。
さらなり
答:言うまでもない
「言へばさらなり」「さらなり」の形で。『枕草子』「夏は夜。月のころはさらなり」。
うし(憂し)
答:つらい・いやだ
思うようにならず、つらく情けない気持ち。
あやし
答:不思議だ・身分が低い・粗末だ
「怪し」は不思議だ、「賤し」は身分が低い・粗末だ。
なまめかし
答:若々しく優美だ・上品で美しい
古語では、みずみずしく優美な美しさ。
頼む(四段活用)
答:あてにする・頼りにする
四段活用は「あてにする」、下二段活用は「あてにさせる」。
ほかの分野
漢字の読み 書き取り・同音異義語 四字熟語 慣用句・ことわざ・故事成語 現代文キーワード 敬語 対義語・類義語 意味を取り違えやすい言葉 文学史 総合ランダム