慣用句・ことわざ・故事成語クイズ
慣用句・ことわざ・故事成語は、評論や小説の読解で「傍線部の意味」として問われるほか、記述で使えると表現力が一段上がります。体の一部を使った慣用句(舌を巻く・眉をひそめる)はまとめて覚えると効率的です。
一問一答 全50問 タップで答えと解説
青菜に塩
答:元気をなくして、しょげてしまうこと
青菜に塩をかけるとしおれることから。
焼け石に水
答:わずかな援助や努力では効果が上がらないこと
焼けた石に少しの水をかけても冷めないことから。
濡れ手で粟
答:苦労せずに多くの利益を得ること
濡れた手で粟(あわ)をつかむと、粒がたくさんくっついてくることから。
情けは人のためならず
答:人に親切にすると、巡り巡って自分によい報いがある
「ためならず」は「ためではない」。「甘やかすと本人のためにならない」という意味で使うのは誤用。
蛇足
答:付け加える必要のない、余計なもの
蛇の絵を描く競争で、早く描き終えた者が足まで描き足して負けたという故事から。
杞憂
答:必要のない心配をすること。取り越し苦労
杞の国の人が、天が落ちてこないかと心配したという故事から。
漁夫の利
答:両者が争っているすきに、第三者が利益を横取りすること
シギとハマグリが争っている間に、漁師が両方とも捕らえたという故事から。
背水の陣
答:退路を断ち、決死の覚悟で物事に当たること
漢の韓信が川を背にして陣を敷き、兵を必死に戦わせて勝った故事から。
五十歩百歩
答:少しの違いはあっても、本質的には大差がないこと
戦場で五十歩逃げた者が百歩逃げた者を笑ったが、逃げたことに変わりはないという『孟子』の話から。
人間万事塞翁が馬
答:人生の幸・不幸は予測できないものだということ
塞翁の馬が逃げたり、駿馬を連れて戻ったり、息子が落馬して足を折ったために兵役を免れたりした故事から。
白羽の矢が立つ
答:多くの中から特に選び出されること
現在は名誉な役に選ばれる意で使うことが多い。
匙を投げる
答:見込みがないとあきらめること
医者が薬を調合する匙を投げ出して、治療をあきらめることから。
襟を正す
答:気持ちを引き締めて、まじめな態度で物事に臨むこと
乱れた襟元を整え、姿勢を正すことから。
眉をひそめる
答:不快に思ったり心配したりして顔をしかめる
「ひそめる」は眉の間にしわを寄せること。「眉をしかめる」とも。
舌を巻く
答:あまりのすばらしさに、ひどく感心する
「彼の腕前には誰もが舌を巻いた」のように使う。
腑に落ちない
答:納得がいかない
「腑」ははらわた。心の奥に落ち着かない、の意。
木で鼻をくくる
答:無愛想に、冷たくあしらう
「くくる」はもと「こくる(こする)」。木で鼻をこするような冷淡さから。
二の足を踏む
答:思い切れずに、ためらう
一歩目は踏み出したが、二歩目をためらって足踏みすることから。
歯に衣着せぬ
答:遠慮せず、思ったことをずけずけと言う
「衣(きぬ)」を着せて包み隠すことをしない、の意。
釘を刺す
答:後で問題にならないよう、あらかじめ念を押す
木材を組むとき、釘を打って動かないようにすることから。
お茶を濁す
答:いいかげんな言動で、その場をごまかす
茶道の作法を知らない者が、適当に茶を濁らせて抹茶らしく見せることからとされる。
馬脚を露す
答:隠していた本性や悪事がばれる
芝居で馬の脚を演じる役者が姿を見せてしまうことから。「馬脚を現す」とも書く。
立て板に水
答:よどみなく、すらすらと話すこと
立てかけた板に水を流すと、よどみなく流れ落ちることから。
紺屋の白袴
答:他人のことに忙しく、自分のことには手が回らないこと
染物屋(紺屋)が自分は染めていない白い袴をはいていることから。「医者の不養生」と似た意味。
枯れ木も山のにぎわい
答:つまらないものでも、ないよりはましであること
自分の側をへりくだって使う言葉。他人に「枯れ木も山のにぎわいですから」と言うのは失礼。
猫に小判
答:価値のわからない者に貴重なものを与えても無駄であること
「豚に真珠」も同じ意味。
能ある鷹は爪を隠す
答:実力のある者は、むやみにそれを見せびらかさない
鷹は獲物を捕るとき以外は鋭い爪を隠していることから。
石橋を叩いて渡る
答:非常に用心深く物事を行う
丈夫な石橋でも叩いて安全を確かめてから渡ることから。
二階から目薬
答:回りくどくて効果がなく、もどかしいこと
二階から下の人に目薬をさそうとしても、なかなか入らないことから。
覆水盆に返らず
答:一度してしまったことは、取り返しがつかない
太公望の故事から。離縁した妻が復縁を求めたとき、盆の水をこぼして元に戻せと言ったという。
雨垂れ石を穿つ
答:小さな努力でも根気よく続ければ、大きなことを成し遂げられる
「穿つ(うがつ)」は穴をあけること。
船頭多くして船山に上る
答:指図する人が多いと、物事がとんでもない方向に進んでしまう
船頭が何人もいて勝手に指図すると、船が山に登るようなことになるという意。
帯に短し襷に長し
答:中途半端で、どちらの役にも立たないこと
帯にするには短く、襷(たすき)にするには長い布から。
李下に冠を正さず
答:人から疑われるような行いはすべきでない
スモモの木の下で冠を直すと、実を盗むように見えることから。「瓜田に履を納れず」と対で使われる。
推敲
答:詩や文章の字句を、何度も考えて練り直すこと
唐の詩人賈島(かとう)が「僧は推す月下の門」の「推す」を「敲く」にすべきか迷った故事から。
登竜門
答:そこを通れば立身出世ができるという難しい関門
黄河の急流「竜門」を登りきった鯉は竜になるという言い伝えから。
圧巻
答:全体の中で最もすぐれている部分
昔の中国の官吏登用試験で、最優秀の答案(巻)を一番上に載せた故事から。
逆鱗に触れる
答:目上の人をひどく怒らせる
竜のあごの下に逆さに生えたうろこに触れると、竜が怒って人を殺すという故事から。
臥薪嘗胆
答:目的を果たすために、長い間苦労や苦心を重ねること
呉王夫差が薪の上に寝て、越王勾践が苦い胆をなめて、それぞれ復讐を誓った故事から。
株を守る(守株)
答:古い習慣にこだわって、融通がきかないこと
切り株にぶつかって死んだウサギを手に入れた農夫が、再びウサギを待って畑仕事をやめた故事から。
白眼視
答:冷たい目つきで見ること。冷淡に扱うこと
晋の阮籍が、気に入らない客を白い目(白眼)で迎えた故事から。
鶏口となるも牛後となるなかれ
答:大きな集団の末端にいるより、小さな集団の長になるほうがよい
「鶏口」は鶏のくちばし(小集団の長)、「牛後」は牛の尻(大集団の末端)。
角を矯めて牛を殺す
答:小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまう
牛の曲がった角をまっすぐにしようとして、牛を死なせてしまうことから。
魚心あれば水心
答:相手が好意を示せば、こちらもそれに応じる気持ちになる
「魚、心あれば、水、心あり」から。
猫の額
答:場所がとても狭いこと
「猫の額ほどの庭」。
目から鼻へ抜ける
答:非常に賢く、抜け目がない
頭の回転が速いさまを表す。
口車に乗る
答:うまい言い回しにだまされる
「口車」は言葉巧みな言い回し。
寝耳に水
答:思いがけない出来事が突然起こって驚くこと
眠っている耳に水を注がれるような驚きから。
気が気でない
答:心配で、落ち着いていられない
「結果が出るまで気が気でない」。
手塩にかける
答:自分で世話をして、大切に育てる
「手塩」は食膳に添えた塩。自分で味を加減することから。
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