「役不足」「確信犯」…本来の意味と違って使われがちな言葉
2026年10月23日
言葉の意味は時代とともに変わります。それでも、入試や資格試験、改まった文章では本来の意味を知っておくことが求められます。文化庁の「国語に関する世論調査」でも、本来の意味ではない使い方をする人のほうが多いという結果が出た言葉がたびたび報告されています。
正反対の意味で使われがちな言葉
| 言葉 | 本来の意味 | よくある誤り |
|---|---|---|
| 役不足 | 力量に対して役目が軽すぎる | 力量が足りない(→正しくは「力不足」) |
| 気が置けない | 遠慮がいらず気楽につきあえる | 油断できない |
| 流れに棹さす | 時流に乗って勢いを増す | 時流に逆らう |
| 煮詰まる | 結論が出る段階になる | 行き詰まる |
| 情けは人のためならず | 親切は巡り巡って自分に返ってくる | 情けをかけると本人のためにならない |
覚え方のポイント:言葉を分解する
誤用されがちな言葉の多くは、言葉を分解すると本来の意味が見えてきます。
- 姑息:「姑(しばらく)」+「息(やすむ)」→ 一時しのぎ。「ひきょう」の意味はもともとない。
- 割愛:「愛(惜しむ気持ち)」を「割く」→ 惜しいけれど省く。不要なものを捨てる意味ではない。
- 天地無用:「無用」=「してはならない」→ 上下を逆さにするな。
- やぶさかでない:「やぶさか(物惜しみする)」の否定 → 喜んでする。
混ざってできた誤用にも注意
二つの表現が混ざってしまった誤用もよく出題されます。
- 汚名返上/名誉挽回(×汚名挽回)
- 怒り心頭に発する(×達する)
- 押しも押されもせぬ(×押しも押されぬ)
使うときの心がけ
言葉は変化するものなので、新しい意味が辞書に載ることもあります。ただ、試験や目上の人への文章では、相手に誤解されない本来の意味で使うのが安心です。意味を取り違えやすい言葉のクイズで、自分がどれだけ本来の意味を押さえているか確かめてみましょう。
意味を取り違えやすい言葉クイズで確かめよう(44問)
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